生け花体験

生け花体験(特別公開)

自分供養<生け花体験>

生け花・投入れ体験で自分供養

花を生けるとは、自己との対面である。

庭に咲いている花を、仏様にお供えしたことが、生け花の始まりです。
祈りと癒しに包まれた境内で、花と向き合うひと時をお楽しみ下さい。
生活の中で花を飾る習慣ができれば、自然に心と身体が整っていきます。花を愛おしむ時間が、自分を愛おしいと思える自分供養へと繋がっていくのです。

生け花体験の流れ

1. 受付

拝観謝絶の門をくぐると尼門跡寺院の特長である大きな金木犀の木がお出迎えいたします。こちらの金木犀は美智子上皇后がお好きな花にも選ばれ、10月中旬には満開を迎えかぐわしい香りでみなさまを包み込ます。

その奥に受付がございますので、ご予約時のお名前・人数をお知らせください。

自身とお金のお清め

2. 白蛇弁財天 お金供養

財運・学問・芸能の神である弁財天様から注がれる地下水で自身とお金を清め、ご参拝ください。

この世はすべて行雲流水の如くお金も、物も、喜びも、悲しみも、命さえもとどまることはありません。

自分のもとへ流れ着いたお金を清水の流れで清め、供養してください。

3. 邪を祓う 毘沙門天王

令和四年春に初公開をした毘沙門天を、特別にご開帳いたします。慈受院の毘沙門天王は毘沙門天・吉祥天・善膩師童子の三体のご家族がそろっている珍しい立像です。

通常立ち入り禁止となっている内陣まで入っていただき、全ての悪徳・穢れを払いのける、憤怒の形相の毘沙門天様のお姿を間近でご参拝していただきます。

火灯窓と目覚めの窓

4. 心に火を灯す 火灯窓と目覚めの窓

玄関を入ると2つの窓「火灯窓」と「目覚めの窓」が目に入ります。お釈迦様は自分をよりどころとして生きる自灯明(じとうみょう)という教えをくださいました。

火灯窓で自分の心に火を灯し、目覚めの窓で心の目を開く。2つの窓を眺めて、お釈迦様の教えを受け取ります。
また境内に咲く草花を使った草花・薄曇御所流の生け花が皆様をお出迎えいたします。

5. 自分を慈しむ 写経

静寂な空間である本堂では、ゆったりとした気持ちで庭のご神木や仏様と向き合い、写経をしていただきます。

前世から積み重ねた一切の罪を仏前に懺悔するために唱える偈文「懺悔偈」仏教で釈迦以前に存在したとされる六人の仏と、釈迦を含む七人の仏が共通して説いた教えを一つにまとめたとされている偈「七仏通誡偈」
二つのお経を心をこめて写経をし、邪念を祓います。

写経の後は御神木である楠木が望める庭をながめ瞑想していただき、ゆったりとした時間をお過ごしください。

お菓子は都度変わります

6. 心身の癒し 一服のお茶

書院では一服のお茶とお菓子をいただけます。

お抹茶は椅子とテーブルでいただく立礼(りゅうれい)ですので、初めての方も、正座が苦手な方も気軽に茶の湯を楽しんでいただけます。

お庭を愛でながら心温まるひと時をお過ごしください。

7. ささやかな自分への誓い 誓願

自分供養をした後、最後に蓮の花の散華に誓いと願いを書きます。
特別なことにとらわれる必要はなく、日常生活がより心地よく、ご自身がごきげんになる誓いと願いをどうぞお書きください。

当院門跡筆の特別朱印

8.特別朱印・法語授与

自分供養をして写経を納められた方に当院門跡筆の特別朱印を授与させていただきます。

特別朱印には特別公開毎に皆様に伝えたい言葉を書いております。

朱印の言葉についての一言法話のお手紙もお付けしておりますのでお持ち帰りください。

生け花・投げ入れ体験

9. 生け花体験

境内で咲いている花を使い、草花を自然のままの姿を生かした形で器に生ける「なげいれ」体験をしていただきます。
お花の特徴や扱い方、生け方をお伝えいたしますので初めての方でも安心してご参加ください。

花器も花もご自身で選んでいただき、自由な発想で生け花をお楽しみください。生けた花はお持ち帰りいただけます。

※必要なお道具類はすべてお貸ししますので、持ち物は特に必要ありません。持ち帰りの花を包む新聞紙のご用意もあります(切り花用バックをお持ちの方はご持参下さい)

所要時間は2時間程度です。