自分供養 <茶道体験>
茶道で至福のひと時を自分に。
おもてなしの語源は茶の湯から始まったといわれています。
おもてなしとは大切な人に対する心遣いのことです。
季節を感じながら茶道に触れ、ほっとする癒しの時間を過ごすことにより、心が自然に整っていきます。
慈受院の茶道体験で大切な自分を心を込めてもてなす、「自分供養」の時間にいたしましょう。
茶道体験の流れ
1. 受付
拝観謝絶の門をくぐると尼門跡寺院の特長である大きな金木犀の木がお出迎えいたします。こちらの金木犀は美智子上皇后がお好きな花にも選ばれ、10月中旬には満開を迎えかぐわしい香りでみなさまを包み込ます。
その奥に受付がございますので、ご予約時のお名前・人数をお知らせください。
2. 白蛇弁財天 お金供養
財運・学問・芸能の神である弁財天様から注がれる地下水で自身とお金を清め、ご参拝ください。
この世はすべて行雲流水の如くお金も、物も、喜びも、悲しみも、命さえもとどまることはありません。
自分のもとへ流れ着いたお金を清水の流れで清め、供養してください。
3. 邪を祓う 毘沙門天王
令和四年春に初公開をした毘沙門天を、特別にご開帳いたします。慈受院の毘沙門天王は毘沙門天・吉祥天・善膩師童子の三体のご家族がそろっている珍しい立像です。
通常立ち入り禁止となっている内陣まで入っていただき、全ての悪徳・穢れを払いのける、憤怒の形相の毘沙門天様のお姿を間近でご参拝していただきます。
4. 心に火を灯す 火灯窓と目覚めの窓
玄関を入ると2つの窓「火灯窓」と「目覚めの窓」が目に入ります。お釈迦様は自分をよりどころとして生きる自灯明(じとうみょう)という教えをくださいました。
火灯窓で自分の心に火を灯し、目覚めの窓で心の目を開く。2つの窓を眺めて、お釈迦様の教えを受け取ります。
また境内に咲く草花を使った草花・薄曇御所流の生け花が皆様をお出迎えいたします。
5. 自分を慈しむ 写経
静寂な空間である本堂では、ゆったりとした気持ちで庭のご神木や仏様と向き合い、写経をしていただきます。
前世から積み重ねた一切の罪を仏前に懺悔するために唱える偈文「懺悔偈」仏教で釈迦以前に存在したとされる六人の仏と、釈迦を含む七人の仏が共通して説いた教えを一つにまとめたとされている偈「七仏通誡偈」
二つのお経を心をこめて写経をし、邪念を祓います。
写経の後は御神木である楠木が望める庭をながめ瞑想していただき、ゆったりとした時間をお過ごしください。
6. 茶道体験
茶道初心者の方に、基本的な作法を伝授します。
お菓子・お抹茶の頂き方、お抹茶の美味しい点て方までを学びます。椅子に座って気軽にお抹茶を点ててみましょう。
茶道は堅苦しいものではなく、心からリラックスできる至福の場であることを知っていただければ幸いです。自分に至福のひと時を。
※必要なお道具類はすべてお貸ししますので、必要な持ち物は特にありません。
※立礼式の椅子席です。正座が苦手な方もご参加いただけます。
7. ささやかな自分への誓い 誓願
自分供養をした後、最後に蓮の花の散華に誓いと願いを書きます。
特別なことにとらわれる必要はなく、日常生活がより心地よく、ご自身がごきげんになる誓いと願いをどうぞお書きください。
8.特別朱印・法語授与
自分供養をして写経を納められた方に当院門跡筆の特別朱印を授与させていただきます。
特別朱印には特別公開毎に皆様に伝えたい言葉を書いております。
朱印の言葉についての一言法話のお手紙もお付けしておりますのでお持ち帰りください。
所要時間は2時間程度です。